【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第16章 絶対的な関係
「俺はお前が居る限り誰とも付き合う気はねーよ」
心を見透かされたように高杉に言われ顔を上げる。
「今はまだお前で遊んでいたいからな」
からかうように言われた言葉がどうしよもなく嬉しい。
ほらね、坂田先生。俺は今幸せなんです。
居場所も好きな人も、今のままならあり続けるんですから。
「んっ…」
不意に抱き締められると、首元に微かな痛みが何度か走り、数か所に赤い小さな痣が作られる。
それはまるで所有物の証のように思えた。
八雲は嬉しそうな笑みを浮かべながら、自分の主を抱き締め返した。