【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第16章 絶対的な関係
その後の行動を待ったが、高杉が動く気配が全くない。それどころか乱れた制服を直していた。
「…なんで」
「なんだ?止めて欲しかったんだろ?」
しれっとした顔でそう答えられ、目を見開く。
「や、やだっ…やめないで」
弱々しく首を振りながら涙目で高杉に訴える。
熱を孕んだ身体は疼き、下肢は物欲しげにひくついている。こんな状態でほったらかしにされてしまっては気がどうかなってしまいそうだ。
そんな俺を見て高杉は笑いを含んだ声でわざとらしく「どうしようか」と呟いている。
「人に頼む態度じゃねぇな。ちゃんと気持ち良くして下さいっておねだりしてみろ」
「っ…」
そんな事を言われてもどうしていいか分からない。
だが腰の疼きはいつまでたっても収まらない。より強い刺激を求め胸の鼓動は高まる一方だった。
「言え。お前は俺にどうして欲しいんだ?」
真っ直ぐとこちらを見つめられ、その視線にゾクリとしてしまう。
今までだってそうだ。この目を向けられてしまうと、全て快感に変わり従う事しか出来なくなってしまう。