【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第16章 絶対的な関係
「おはようございます」
職員室での朝、隣の席に座り話し掛けてきた八雲に銀八はギョッとする。
「お前、昨日は何してたんだよ。無断欠勤とはいい度胸じゃねーか。体調が悪かったは理由にならねーぞ?それになんだ、その顔の怪我」
挨拶を返すのも忘れ一気にまくし立てる。
「そんないっぺんに聞かないで下さいよ。昨日はただのサボりです。で、さっきまで校長にこっぴどく叱られました。あと顔の怪我は転んだだけですから」
苦笑いを浮かべながら一つ一つ回答される。だがそんな答えで納得出来るわけがない。
「転んでそんな傷作るかよ。どう見ても殴られた痕じゃねーか」
「そう言えば坂田先生も同じような怪我してますね。大丈夫ですか?」
「大丈夫なわけねーだろ。テメーと同じ相手に殴られてんだからよ」
「へぇ…」
口元に笑みを浮かべているものの、意味深に目を細めてくる。