【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第15章 互いの関係性
「…まだ、怒ってるか?」
静かに高杉に問い掛ける。
「何を?」
「…昨日のこと」
「あぁ…別に、もう怒ってねーよ」
「…ならいいんだけど」
「けど二度目はねーぞ」
「分かってる」
高杉の肩に頬をすり寄せる。
例えデータ一つで脅されてるだけの関係であっても、俺は今に満足している。
だってようやく自分の居場所が出来たんだ。
猫のようにすり寄ってくる八雲の頭を撫でてやる。気持ち良さそうに目を細める姿は本当に猫のようだ。
例え他の奴になんと言われようと、俺にはこいつが必要なんだ。
だってこいつはこんなにも俺を求めている。
…だから、どうか邪魔だけはしないでくれ。