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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第14章 罰と本音



放課後、高杉のいつもの呼び出しで八雲は一人プレハブ小屋へ向かっていた。
その足取りは重く憂鬱そうな表情をしている。



どうしよう。…行きたくないな。もしバレたら…怒るのかな。

パニくっていたとはいえ、自分でもとんでもない事をしでかしたと思っている。


昼休みの出来事が脳裏によみがえる。
正直、坂田先生があんな事を言うとは思ってもいなかった。
自分の中ではぶっきらぼうながらも生徒思いの優しい教師だった。だから高杉の事で問いただしてきたのも納得が出来る。
だがあの時浮かべていた坂田先生のあの笑みは、そのイメージを全て壊されるものだった。
それと同時に、背中にゾクゾクとした感覚が走る。



「俺…やっぱり変態なのかな」



あの時の自分を思い出すと恥ずかしくなる。感じていた。
自分の発言が原因とは言え、あんなレイプ同然のやられ方で感じていた。


坂田先生が言うように、ホントに誰でもいいのかもな、俺は。


自暴自棄になり渇いた笑いが口から零れる。
最終的には欲望のままに相手の言いなりになり、身を委ねてしまう俺を高杉はどう思うだろうか。
いつものように嘲笑うか?それとも…



そんな事をずっと考えているとあっという間にプレハブ小屋の前に着く。



…入るしかないよな。


意を決し重い扉を開き中へ入る。


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