第1章 ハリー・ポッターと賢者の石
「リエル、ハリー……あなたたちは愛されてる。愛されてるのよ。ママもあなたたちを愛してる。パパもあなたたちを愛してる。安全に生き延びて、強くなって……!」
「アバダ・ケダブラ!!!」
「これは……っ、なんとも強い魔法じゃ。」
「えぇ、とても強力な魔法です。ダンブルドア、リエルは、ハリーと一緒にいるべきでは……。」
「そうじゃな。一緒にいては、お互いが危険にさらされてしまう。それはあってはならないことじゃ。」
「引き離すんですか!?まだ2人ともほんの小せぇ赤ん坊なのに!」
「ハグリッド、安心せい。ずっと離れているわけではない。大きくなればまた会うことができる。それまでは伏せておくのじゃ。特に、リエルのことは伏せなければならん。力を持ったリエルの存在が知られれば、ヴォルデモートは一番にリエルを探し、……殺すじゃろう。リエルは死んだことにし、マグルの施設に預けるのじゃ。親戚でもならん。経過を常に見守らねばな。」