第6章 【ISSキット】治療。要するに直結な!
銃器兵達が持っていたのは、もうざっくり言うと狩猟用ライフルだった。
火焰で形作られた身体と鎧、そして騎馬。
しかしその数は12人しか出ていない、そして騎馬兵達の鎧は銃を持ったからか少し軽装になっていてフルフェイスマスクではなく長髪をたなびかせているを。
まあ前髪によって顔が見えないことには変わっていないのだが。
「うわぁ...すごいじゃん葉山っち。こんなんだせるんだ〜」
「...まあ、な。結構きつい...」
「あっ!美羽ちゃんもうあんなところに...!ほら!葉山っち!さっさとやっちゃって!」
「ああ!」
俺は槍の持っていない左腕を横に水平に薙いで銃器兵に指示を与える。
俺は地味に思っていた一度は言ってみたかったセリフで言う。
「全砲門ッ構えッ!」
俺の声に反応し銃器兵がほぼシンクロした動作でライフルを馬上で構える。
俺はそれを後ろを向いて確認せずに続けて。
「薙ぎ払えッ!!!」
ズドオォンッ!
闇に響く大音響。そして硝煙が銃器兵のライフルの銃口から立ち上る。
火焰でできた銃弾達は一直線に禍々しく黒くてかる【ISSキット】の本体へ吸い込まれていき。
大爆発。
そうとしか形容出来なかった。
ちなみに美羽は爆風に乗ってこっちに転がってきました。
あまりの大爆発だったから暗闇と星空に所々ノイズが走ってしまい俺達は強制的に加速を停止されてしまっていた。
そしてリアルに帰還する。