第6章 【ISSキット】治療。要するに直結な!
きっと【ISSキット】の心意の並列作業は夜中にやっているのだろう。
夜中ならよほどコアなゲーマーなどでは無い場合を除いて確実に就寝しているはずだ。
結局、一緒に寝ることには変わりないのだがな!
それはさておき、俺は美羽のためにお粥を作らなくてはならない。
青を貴重に作られらシステムキッチンの前で思考をギア3に。
「...........あ、ニューロリンカーで調べればいいんじゃねえか」
その境地?に至ったのは熟考を開始して三分後のことだった。
早速俺は視界の左上の端に表示されてるアプリ欄をゆびでスクロールし未だにしぶとく生き残っている検索エンジン『Google』を呼び出す。そして検索。
...ふむふむ...。
「...まあ、作ってみるか!」
13分後....。
自宅のシステムキッチンのIHコンロの前で俺は言葉を失っていた。
「...こ、焦げた...だとっ!?」
そう、俺の目の前には手頃な大きさの鍋の縁に付いた黒い輪っかとその真ん中に居座る炭の塊が鎮座していた。
「(...ど、どうする...俺!?)」
か、考えてみれば料理なんて俺やったこと無いな!ほんと今更だがな!
俺の周囲でほかに料理のできる人間....。
.........。
..................。
あ、美織がいたな。
よし、美織を呼ぼう。もう夕方過ぎて空暗いけどお隣さんだし大丈夫だろ。
「ボイスコマンド、連絡先『御熊美織』」
数回のコール音の後、美織が出た。
『なにさあ葉山っちぃ今夕飯中なんだけどお』
「そっか、夕飯食ってのかそっちは、まあそんな途中で悪いが今すぐちょっと来てくれないか?」
『え?ええ...!?い、今から!?な、ななななんで!?な、なにをするつもり!?』
「?何をってそりゃあ俺の代わりにお粥をつくってほしからに決まっているだろう」
『ふぇ...?』
「じゃ、よろしくなインスタントキーは今送ったから」
ブチ。
よしよし。