第4章 復讐の加速
【ISSキット】を作ったのは誰か?
俺は秋葉原にあるというバーストリンカーの聖地【アキハバラBC】で情報を集めた。
その際に秋葉原に行ったのだけれど対戦はしてこなかったが。
そしてそこを管理する髭アバターに聞いたのだ。
そして髭アバターはこう言っていた。
「...噂だがな...ネガネビュラスの【シルバー・クロウ】が作ったのでは?と、言われている。噂だからな?」
....【シルバー・クロウ】か。
そして俺は今、黒の王が率いる【ネガネビュラス】の領土である杉並に来ていた。
ちなみに、俺がポイント稼ぎに暴れたせいで全く対戦は来ない。それにバーストリンカーの大半は中学生なので皆学校のグローバルネットに接続しているのだろう。
...俺が暴れたのは青のレギオンの領土だったのが何か関係しているのだろうか?
「PKでもすっか...」
俺の口から自然と出てきた【PK】とはリアルで接触し直結対戦によって勝ちまくり全損させるものだ。
普通は複数人でやるのだが俺は一人だ。しかし問題ない。
俺の心意技は複数体の騎馬兵を出せるのでその人数はカバーできるのだ。
しかし大事な問題が1つ。
「にしても【シルバー・クロウ】のリアルをどうやって割るか、だよなあ。問題は」
俺は杉並の街を歩きながら空を仰ぎながら呟いた。
空はこれでもかというほど澄みきっていたが。