第3章 レベル4に向けて、そしてISSキット
「...あー、うん。今のところは無い、かな」
とゆうかレギオンってなんですか?
そう言ったらまた殴られそうなので知ってるような感じで答えておく。
「まあ、まあレギオンに入っていない人達もそれなりに沢山いるからねぇ。ウォーデン」
「あぁ、ウォーデンって呼ばれると背中がむずかゆくなってくる....」
「しょうがないでしょが、リアルの情報は禁句なのんだよぉウォーデン」
「....もしかして【アンバー・メープル】のことを妹だって言ってたけど本当の話だったの?」
【スカイ・レイカー】が言う。
大して俺はあっけカランとした口調で。
「え?そりゃあな。兄妹だからな」
「ついでにシスコンねぇ」
「....まあいいわ。扇子さんと魔術師さんに忠告があるの」
「忠告?レギオンの加入のこと?」
「ええ、まあどこにも加入しない、とゆうのが一番望ましいのだけれど」
「そうだねぇ、まあウォーデン達が少なくともレベル4に上がるまでは入らないですね。ね、ウォーデン」
「...え?あ、ああ。そうだな」
俺は全然話の内容がわからなかったのでとりあえず肯定しておくことにする。
「わかったわ。それじゃあまた会いましょう。扇子さん、魔術師さん」
わざわざ見計らっていたのかその瞬間対戦がちょうどおわり、俺たち観覧者達は強制的に加速を中止させられリアルに戻った。
今日の加速は格段に長く感じた日だった。
...とゆうか俺ら帰りの道を下校中じゃん。
「いやー葉山っちぃも思ったでしょ?美羽ちゃんかっこよかったよねー?」
「...ああ、そうだな。まさか波を作るとはな。俺も驚いたぞ。つーか作れるのか...」
「えへへへー。おっ兄ちゃんに褒められたよ♪美織さん!」
褒められるのはまんざらでもない美羽だった。