第9章 第8セット
*優side*
烏野と試合の今日。
今日も徹が迎えに来てくれた。
そして、昨日のことは一度も触れなかった。
学校に全員が集合し、バスに乗り込む。
当然のように徹の隣に座り、会場に向かう。
一とは目も合っていない。
複雑な気持ちになったけど、烏野を倒すことに専念しようと頭を切り替える。
会場についた私達は荷物を置き、外で体を温める。
時間が来てコート練を始める。
『おいかわくん♡がんばってーっ♡』
相変わらず徹の応援うるさい、、、
徹がコートを選んだので、青城はレシーブ練習を行う。
3分が経ったのでコート練習を烏野と交代する。
青城はスパイク練をするが、コートにマネージャーは一人しか入れないのでマネ長の私だけ。
ボール拾いが大変なのだけがやだなぁ。なんて思いながら黙々とボールを拾った。