第9章 第8セット
*及川side*
明日の準備をし終わり、残った俺と岩ちゃんは帰る支度をする。
これから優と帰るのが楽しみで鼻歌なんか歌っちゃってる。
家に帰ったら伊達工と烏野の試合見なきゃねー♪
岩「オイ。くれぐれも夜更しなんかすんじゃねーぞ」
「岩ちゃんは、俺のお母ちゃんですか?」
岩「あ?」
「ゴメンゴメンゴメンしないしない!コンディションは万全で行くって!」
岩「くだらねえ事言ってんじゃねえくそ及川!!
部室閉めんだからちんたらすんなグズ川!」
「悪口を略さないで!」
岩「グズ及川!」
「言い直さなくていいよ!!」
そこから少し話をして部室から出た俺は、先生と話し終えた優と一緒に帰る。
岩ちゃんは、、、先にひとりで帰った。
帰り道、明日のことや今日の伊達工と烏野の試合を話しながら、俺は岩ちゃんに言ったことを思い出していた。
ー回想ー
「岩ちゃん」
岩「何だよ」
「優と何かあったの?」
岩「別に。お前に関係ねぇよ」
「岩ちゃんが優のこと大事にしないなら、、、俺が手出してもいいよね?」
岩「今までも手出してただろうが」
「これからは本気だよ?」
岩「勝手にしろよ。俺は帰る。」ガチャ
ー回想終了ー