第7章 第6セット
*優side*
及「お前ら、何か勘違いしてない?」
男「か、勘違いなんて!
ホントのことじゃないですか!!
練習メニューとかベンチメンバーの事は口出ししたり他のマネとしてる事変わらないのも!
ちょっとバレーのことかじってるだけなのに」
及「だーかーら、まずそこから勘違いしてるからね?」
男「えっ?」
松「優は小1からバレー始めて中学では県選抜のエースだよ。」
花「県内の高校でバレーやってる先生とか監督で知らない人いないくらい有名なんだよ。
監督と同じくらい影響力ある。だから、試合の申し込みもよく行ってる」
渡「オールラウンダーな選手だったからそれぞれのポジションに合った練習方法を考えてくれるし」
及「多分、そこら辺の男バレ選手より強いし、指導者としても優れてる。
おまけに観察眼も、マネとしても優秀だ。
そんな優に、お前たちは何を言ったの?」
徹や貴大たちが立て続けに言葉を発する。
男「いや、その、、、」
国「外で全部聞いてたんで誤魔化してもダメですよ?先輩がた。」
極めつけの英の一言。
男「!、、、。」
怯えた目をした2年生たち。
及「今すぐ優に謝ってくれない?」
徹が2年生にそう促す。
すると渋々と言った感じで、すみません。と謝って来た。