第7章 第6セット
*及川side*
ベンチメンバーと3年でミーティングをしたあと、
部室で支度を済ませ体育館に行こうと岩ちゃんと外へ出た。
体育館の入口が開いていて中には入ろうとしたが、様子がおかしかった。
「岩ちゃん、ちょっと待った。」
ベンチ入りしていない2年が何やらマネージャーと言い合いをしていた。
内容は優の事で、後輩のマネちゃんは優の代わりに言い返しているようだった。
花「おい、おいか「しっ!」??」
マッキーと一緒に来たまっつんもその後ろにいたベンチメンバー達も、不思議そうな顔をしていた。
みんなでこっそり会話を聞いていると、優の言われようはひどいものだった。
国「優さんもあそこにいるんですか?」
「、、、多分いると思う。準備するって言ってたし、、、」
渡「助けに行かなくていいんですか?」
松「もう少し落ち着いたら行くべ。今はまだ早い。」
みんな優が好き勝手言われているのが許せないらしく、イライラを抑えているのに
何故か岩ちゃんだけは一言も話さず怒ってる時とは違った、神妙な顔をしていた。
、、、そろそろかな、、、
及「行くよ。」
俺はみんなに声を掛け、体育館の中に入った。