第7章 第6セット
*優side*
私は慌ててもういいと伝えようとする。
すると監督が入ってきて、
入「何してる!早く練習せんか!」
そう言ってきたのでみんな渋々練習に取り掛かった。
入「そういえば優!扇西への練習試合の申し込みはどうだった?」
私はケータイのメール画面を見せ、OKのサインを作る。
【優のお願いなら是非受けさせて頂くよ!】
入「はははっ!相変わらずお前は、他校の監督と仲がいいな!メールで返事をしてくれる仲とは!」
コートの端ではさっきの2年生たちが
「ホントだったんだ、、、」
なんて漏らしていた。
徹や貴大達は言い返してくれたけど、、、
一だけは何も言ってくれなかったな、、、。
少しだけ悲しくなった。