第7章 第6セット
*優side*
男「お前らだって邪魔だなって思ってんだろ?」
マ「そんなことあるわけ無いでしょ!
私達は優さんに憧れて入ったの!
それに、まだ先輩から教えてもらいたいことだって、先輩にしかできないこともあるの!
変なこと言わないで!」
男「やってることなんてお前らと対して変わんないじゃん。
いてもいなくても同じだろ?
むしろ声でなくて応援できないのにベンチに座られてても意味ねーし」
マ「確かに部活中にやってることは同じでも、
それ以外で先輩は試合のデータまとめたり、
選手のプレーで気づいたこと報告したり、
練習試合の申し込み行ったりもしてるもん!
応援だって、声を張ることだけが応援じゃない!」
男「嘘つくなよ!データはともかく、それ以外のことはバレーかじってたくらいの人ができるわけねぇだろ!」
私が止める暇もないくらいに言い合いは続いていた。
「それは違うよ。」
聞き覚えのある声がして、
3年とベンチメンバーが戻ってきた。
及「楽しそうだねー!俺も入れてよ!」ニコニコ
男「え、いやっあの、、、」
急にオドオドし始める2年。