第42章 第41セット
とりあえず先に孝支くんに連絡してみよう。
優:今どこにいる?
するとほとんど時間を空けることなく返事が来た。
菅原:学校の教室だよ
優:今烏野来てるんだけど、少し会えない?
菅原:分かった。今どこいるの?
優:体育館の近くにいるよ
菅原:すぐ行く。
それから5分もしないうちに体育館裏に来てくれた。
「ごめんね。急に」
菅「ッ、、、優ちゃんの声、初めてちゃんと聞いた。
で、どうしたの?」
「その、、、返事、しに来ました、、、。」
菅「うん。」
「孝支くんとは付き合えません。ごめんなさい。」
菅「うん、、、。真剣に考えてくれてありがとな。これからも、友達としてよろしく!」
「あ、うん!」
菅「大地とも話すんだろ?待っててな、呼んでくるから」
「えっ」
菅「だいじょーぶ!大地から聞いてるから。それでも話すんでしょ?」
「、うん。」
菅「じゃー待ってて!」
初めて自分の声で交わした会話
その初めては悲しいものとなってしまった。