第42章 第41セット
*岩泉side*
母「戻ったのね」
「まあ、、、。」
母「良かった。あの子がまた喋れるようになったのも、幸せそうな顔してくれるのもはじめ君のおかげね。」
相変わらず優しそうな顔をしたおばさん。
母「もうあの子に、あんな思いさせないでね?」
「ぜってーさせねえっすよ。」
もう二度とあんな想いさせたくねえし、したくもねえ。
母「あら、頼もしいわね」
ふふふっと笑うおばさんの顔はやっぱり優にそっくりで、俺も自然と笑みが溢れる。
優「おかーさん、余計なこと言ってないでしょうね?」
着替え終わった優がヒョコっとリビングに顔を出した
母「あら?余計なことなんてなーんにも言ってないわよ?ねーはじめ君」
「言ってねーよ」
優「むぅー、、、」
「拗ねんなよ。じゃあ俺帰るんで」
母「またいらっしゃい。徹くんも一緒に。」
「っス」
優「もう!お母さんいいから!はじめ行こ」
「わかったから引っ張んなって」