第42章 第41セット
すべて話し終わるまで、はじめは何も言わずただ抱きしめていてくれた。
こんな事、本当は聞きたくないはずなのに。
全部吐き出したあとやっとはじめが口を開いた。
岩「いいか、みんながみんなって訳じゃねえだろうけどよ、お前に告ったって奴は、少なからず振られることも承知の上で言ってんだ。だからお前が気にする必要はねえんだ。
それでもツラくなったら俺んとこに来い。」
「うん、、、」
母「うん、、、じゃないでしょ?優。」
困りながら返事をすると突然聞こえてきた女の人の声。
二人でロボットのようにギギギッっと家の方を向くと
母「見せつけちゃってーラブラブ?」
「オカーサ、/おばさ、」
母「中入りなさい?」
「「ハイ」」
家の中に入るといつもどおりの落ち着いた空間。
いつもと違うのははじめがいること。
母「優、着替えて来なさい?」
「はーい」
そして私がいない間にはじめとお母さんが話し始めていた。