第41章 第40セット
*優side*
あの後またゲームを再開して、だんだん日が暮れ始めた。
「ぼちぼち片さないと見回り来るぞ〜」
「うぇーい」
みんなが散らばりながら片付けをしていた時
「、、、皆、ちょっといいかい」
徹がみんなを呼び止めた。
何かを察した貴大はそれを止めようとした。
花「オイ止めろ。せっかくイイ感じで終わろうとしてんだ。このまま平和に終わろうぜ!」
「そっそうだよ徹!」
及「うるせえ」
花「何っ」
私と貴大の制止も聞かず、徹は大声で叫んだ。
及「3年間、ありがとう!!!」
徹の目から大粒の涙が止めど無く溢れた。
花「、、、言わんこっちゃねえよ!」
みんなも、そして私も
涙が止まらなかった。
終わったんだ。
私達の3年間は。