第41章 第40セット
*優side*
『高崎優さーん?診察室へどうぞ』
私はあのあと病院に来ていた。
声が出るようになった報告と、喉の痛みについて見てもらったほうがいいと思ったからだ。
ガラガラな声ながらもしっかりと話す私を見て担当の先生は驚いていた。
「結構な荒療治したんだね」
ちょっとだけ困ってた。
そのあと別の先生のところに連れて行かれ、喉の炎症を抑える薬と今のうちの処置としてトローチを貰ったので舐めながら病院を出た。
この時間だとみんなどこ居るかなぁ、、、
きっと監督にご飯を奢ってもらってそっからラーメンで解散して、、、
やっぱあそこしか無いっか、、、
病院を出てすぐ奮発してタクシーに乗った。
「青葉城西高校までおねがいします。」
早くみんなに言いたいな。
私の目標。