第41章 第40セット
*及川side*
敗戦の余韻もそこそこに声が出るようになった優を散々みんなでいじり倒し可愛がった。
喉が痛いからと俺達とは別で病院に行くことになった優。
俺達は全日程が終了して帰る用意をしていた。
「バス来たから荷物積んでくれる?まだ来てない奴ら呼んでくるから。」
モ「ハイ!」
そしたら会ってしまった。
おそらくこの世で一番嫌いなヤツ
牛島若利に。
話したくも無かったので華麗にスルー。
牛「忠告だ及川。もう道を間違えるな。」
スルーしたのに話しかけてくるコイツって一体何なんだろう。
牛「お前は道を間違った。もっと力を発揮できる場所があったのに、取るに足らないプライドの為に、お前はそれ選ばなかった。」
「それは青城じゃなくて白鳥沢に入るべきだったって事でОK?成功が約束されたチームなんか無いだろ」
牛「少なくとも今、ここでは
俺の居る場所(チーム)が最強の場所(チーム)だろうが?」
あまりの自信に思わず目が点になった。