第7章 第6セット
*及川side*
烏野が体育館を出てから俺は先回りをして校門へ向かう。
ちょっとアイサツがてら戦線布告しようと思ってね♪
んで言い終わって戻ろうと思ったんだけど、、、
目の前には満面の笑顔を浮かべた優様。
あ、、、やばい、、、めっちゃ怒ってるよ、、、
スタスタと近寄ってくる優。
逃げようにも後ろには烏野。
後ろからの視線も痛い。
俗に言う袋の鼠ってやつ。
「えーっと、あの、優ちゃん、、、?ど、とーしたの?そんな笑顔で、、、」
ニコニコしたまま優は目の前まで来て俺の顔に手を伸ばした。
不覚にもドキッとしてしまった。
「えっ、、、」
その瞬間、耳を思いっ切り引っ張られ体育館に連れて行かれた。
「いったたたたたたっ!お、お願いはなしてっ!いくから!ちゃんと行くから!」
ぱっ。優は手を放してくれた。
「もー。そんなに及川さんにいて欲しかったの?」ニヤ ドスッ
腹パン頂きました。
調子は乗るもんじゃないネ。