• テキストサイズ

あなたの声が聞きたくて【ハイキュー!!】

第40章 第39セット






どちらも譲らないまま、点数は22対23。



サーバーは、徹。



キュッ キュキュッ



思いっきり反った身体から放たれたボールは



コートの内側へ叩きつけられた。





あぁダメだ。抑えきれない、、、。




隠れていたところから一歩、また一歩踏み出した。



ギャラリーの階段を一段一段下りて行く。




ピーーッ



烏野がタイムアウトをとった。




あー、声の出し方ってどうやるんだっけ



半年近く前だから忘れちゃった




けど、今言わなかったら



いつ伝えればいいんだろう




「あれ?おい!あそこに居るのって、、、」


「あ、優さん!」


「優さん来てたの!?」




私に気づいた応援の子たちがざわつき始めた。



今は気にする余裕なんてないんだ、ごめんね。



「、、、っ、、、」



やっぱり出ない。


もう二度と出ない?



そんなの、、、絶対嫌だ、、、


/ 638ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp