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あなたの声が聞きたくて【ハイキュー!!】

第28章 第27セット






だいぶ話し込んだあと外に出ると辺りは薄暗くなり始めていて、送っていくという申し出を素直に受け入れた。


暗く、人気の無い帰り道。



何故か会話はない。





んー、なんか緊張する。





影「あの、優さん。

 ちょっとだけ寄り道してもいいすか?」




突然話し掛けられてビクッとしたけど素直に頷く。




来たのは家の近くの公園。




二人でベンチに座り、再び訪れる沈黙。




どうしたんだろ?


バレーの相談かな?それとも私がやめた理由?



何聞いてくるんだろ。



影「あの!」


ビクッ!!


おい私どんだけビビってんのよ、、、



影「その、、、なんでバレー部辞めたんですか?

 あんなに楽しそうにしてたのに、、、」


やっぱりそれか、、、。



うん。楽しかったよ。幸せだった。


みんな、大好きだった。



けど、私がいたんじゃ、青城はバラバラになっちゃうから、、、


丁寧に文字を打つ。


《私が青城バレー部の和を乱しちゃったから》



これは事実。


嘘はついてない。




ホントのことだ。




影「ツラく、、、無いんですか」



《ツライけど、でも、私がいなくてもみんなは強いから。

 きっと、若たちを倒して、全国に行ってくれるって信じてるから。》



これでいい。



私いま、笑えてるよね?



大丈夫、だよね?






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