第28章 第27セット
*影山side*
中に入ると早速色とりどりの魚がいて、優さんはとてもはしゃいでいた。
子供みてーw
ホント中学の頃から変わんねーな。
いや、もっと前か。
クラブチームの頃からだ。
たまに見かけた程度だったけど、いつも楽しそうにしてた。
俺の憧れで、師匠で、好きな人。
そんな人が俺の隣で、俺のためにおしゃれして、俺と手を繋いでいるなんて
無理だと思っていた分、すげー幸せだ、、、
ムニッ。
「!!!?」
優さんにほっぺた抓られた、、、
「ほーしたんてすか、優さん」
優「、、、」ムスー
「考え事してて、、、スンマセン。」
そう謝るとすぐに機嫌を直して水槽を見始めた。
可愛すぎんだよボゲェ///。
クラゲの水槽。
ゆらゆらと漂うクラゲのを見てる優さんの横顔
は
笑顔なのにどこか悲しい目をしていた。
まだ引きずってんのかな、、、。