第27章 第26セット
*澤村side*
優はすごく頭が良くて、難しいと悩んでいたところをスラスラと解説してくれた。
問題を解き終えた頃、俺の項のところに水が落ちてきた。
「ッ!うわっ!?」
後ろを振り向くと優の髪の毛が濡れたままで水が滴っていた。
勉強に夢中だったから気づかなかったけど、、、
ダボッとしたTシャツにショートパンツ、濡れた髪の毛。
なんて格好してんだよッ!!!!
「家でもそんな格好なのか?」
《そうだよ?》
マジカ、、、( º_º )
とりあえず俺の前に座らせ優の首にかけてあったタオルで髪の毛をワシャワシャと拭いた。
パッと顔を上げてふにゃっと効果音がつきそうな笑顔を向けられた時は理性が崩れそうだったがなんとか堪えた。
俺、頑張ったよな、、、
危うくあいつらの言葉を覆すところだった、、、
そういえば、及川と岩泉と幼馴染みだったんだっけ?(優が烏野に突撃したあと影山から聞いた。)
あいつらよく堪えてんな!!
「あ、そう言えば、優はどこで寝るって言われた?」
《?大地くんの部屋じゃないの?》
マジカ、、、( º_º )2回目
「いや、でも俺男だよ!?」
《徹とか一の家泊まったときも同じ部屋だよ?》
マジカ、、、( º_º )3回目
「な、何もされてないよな!!?」
《されてないけど》
あいつら、毎回これ堪えてんのか、、、
あいつらよく堪えてんな!!