第27章 第26セット
*優side*
大地くんの後を付いて行き部屋に入ると、シンプルで落ち着いた雰囲気の洋室だった。
バレー雑誌にバレーボール。壁にはユニホームもかけてある。
ほんとにバレーに捧げてるんだなぁ。
あ、この部屋大地くんの匂いでいっぱいだ。
大地くんは柔軟剤のすごくいい匂いするんだよねー。
って、変態か私は!!!!
澤「おいおい、恥ずかしいからあんまり見るなって//」
こんな大地くん初めて見る。
てか、こんな反応されるの初めて。
徹と一の家は小さい頃から行っててどこに何があるかまで全部知ってる。
大地くんなんかかわいー(。・・。)
澤「て、てか、優サン。」
コテンと首を傾げると
澤「き、着替えをしたいので少しだけ廊下に居てもらってもいいデスカ」
?なんでそんなこと聞くんだろ。
後ろ向いててって言えばいいのに。
そう思いつつ廊下へ出た。
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*及川side*
部活を最後までやってから優の家まで岩ちゃんと来たんだけど、、、
優に電話を何回もしてるんだけど繋がらない。
SNSアプリの方も同じく。既読すらつかない。
意を決して優ん家のインターホンを鳴らす。
ガチャッと扉が開いて、顔を出したのは優ママだった。