第25章 第24セット
*影山side*
久しぶりに見た優さんのプレー。
あの頃と変わらない、惹きつけられるようなプレー。
烏「サーブカットやんぞー!」
サーブ、、、
「優さん!サーブ打って下さい!!!!」
優「!!?」ビクッ
やべっ。ビビらせちまった。
烏「いくら空中の舞姫とは言え女だぞ?
練習になんのか?」
烏養さん、異名しか知らねーのかな?
「俺のサーブの師匠、優さんなんで。」
月「いくら王様の師匠とは言え女子デショ?」
チッ!うっせーな月島!
他の人達も信じてねーみてーだ。
言うより見たほうがはえーか。
「優さん。一本行けますか?」
コクッと頷くのを見て、ボールを渡し、
「西谷さん、いいですか?」
西「あったりめーよ!言われなくてもやるつもりだったぜ!」
優さんの居るコートと反対のコートの真ん中に構えた。
どこに打てばいい?と言わんばかりの視線。
「西谷さんから半径1m以内で。全力でおねがいします!」
片手を上げ、OKを出す。
よーく見とけよ。
俺の師匠は、すげーんだ。