第25章 第24セット
*優side*
「異名かっけー!!!」だの「スパイク拾いてー」だの「トス打ってください」だの聞こえるなか
ワナワナと黒いオーラを溜める男一人。
澤「、、、お前ら、、、うるさぁーーい!!!」
あぁ。大地くん怒らせちゃだめな人だ。
「「「「「スンマセン、、、。」」」」」
烏「んで、お前、部活はいいのか?」
表情が強張るのが分かる。
すぐに元の表情に戻しケータイに打ち込む。
烏「おい!」
澤「優は声が出ないんです。少し待ってあげて下さい。」
烏「そう、だったのか。わりぃな。」
小さく首を振り、気にしてないと伝える。
そして文字を打ち込んだケータイをみんなに向ける。
《バレー部のマネ、辞めたんです。》
事情を話してある大地くんと孝支くん以外は戸惑っている。
影「なんで、、、」
菅「こーら!話したくないこともあるんだから、
無理に聞いちゃダメだべ?」
影「、、、うっす。」
ふと孝支くんと目が合って口パクでありがとうって言うとニカッて笑ってくれた。
あ、天使がいる。
烏「そろそろ練習始めんぞー」
『アッス!!』
烏「おい!舞ひm、、、優。お前も入んのか?」
パァァァアっと表情を輝かせるとちょっと引き気味にOKされた。
烏養さん、ヒドイ。
みんなはもうアップ終わってたから私も軽くアップしてパスをすることになった。
菅「じゃあ優ちゃん!俺と組むべ!」
孝支くんとパス、始めます!