第23章 第22セット
*優side*
休養日が終わり、また練習の日々。
東北の夏はジリジリと焼けるような暑さで、
屋内で行われるバレーは自分たちの汗と熱気により大分体力を消耗する。
そしてそれは精神的にも影響する。
部「邪魔っす。」ドカッ
「ッ!!!」
部「そんなとこいられたら邪魔なんですけど」
部2「どいてくれません?」
部「あ、ちなみにあなたがいて邪魔にならない場所はココ(青城)には無いですよ?」
アッハハハと馬鹿にしたような笑いが耳に響く。
それをシカトして作業を続ける。
気にしてる暇はない。仕事しなくちゃ。
シカトされた部員は不服そうにしていたけど気にしない。
私にはまだやらなきゃいけないこといっぱいあるんだから、、、。
そして、マネズの中から春ちゃんと藍ちゃんを連れ、私が今までしてきた仕事の内容を教えていく。
メニュー考えたりは無理かもだけど、選手のことを観察したり、それをまとめたりはできるはずだ。
ノートにまとめるのは量が多いし、書き換えがしづらい。
春ちゃんと藍ちゃんのためにノートからパソコンのデータに移し替えなきゃ。
ノートの冊数は選手、練習メニュー、大会、練習試合の結果、対戦校の特徴すべてを合わせると恐ろしい数である。
これ終わんのかなー、、、
早速折れそうになりながらも入力をする。
もちろん練習の方にも顔を出す。
ホントは行きたくないよ、、、