第20章 第19セット
*及川side*
午前練が終わり、腹の空いた男どもを連れ食堂に向かった。
愬「来た人から皿とって持って来て下さーい!ご飯の量とかリクエストしてねー!」
愬波ちゃんの声掛けによりそれぞれ食べたい量をよそってもらい、全員に行き渡ってから
『いただきまーす!!!!』
と食べ始めた。
食べてから気づく。
「これ、優作ったでしょ!」
花「ん?そうなのか松?」
松「俺は知らねぇ」
岩「、、、。」
優はぎこちなく頷く。
「久しぶりだなー!」
あーもう!!めっちゃテンション上がるっ!!
花「いや、喜びすぎだろ」
「だって俺牛乳パンの次に優の作ったカレー好きなんだもん!」
国「男子高校生が“だもん”て、、、」
「国見ちゃん、うるさいよ!」
岩「、、、おい、クソ川。早くしねぇと時間なくなんぞ。」
「うわっまじか!ごめんごめん。って、俺は及川だよ!」
岩「はいはいわるかったねークソ及川さん。」
「謝る気ゼロじゃん!」
岩「すいませんでしたぁー」
「もういいよっ!」
ったく、そろそろ素直になればいいのに。
優のカレーに喜んでるの俺にはお見通しなんだよ?
今更素直になっても譲らないけどね。