第20章 第19セット
*優side*
いよいよ合宿。in青葉城西高校。
2泊3日とそこまで長くはない。
でも東北は7月と言えども暑い( •́ㅿ•̀ ) :
それはもう溶けそうなほど。
クーラー?そんなもの、いくら私立とはいえ体育館にはありません。
そして私は今、練習でぐっでぐでになってしまう選手のためにマネズみんなでドリンクを量産してる真っ最中です。
スタメン組は味にこだわりがあるから私が作って、味にこだわりのない人たちの分は他の子たちが作る。
簡単に言ってるけど、うちは強豪校。
部員は40人くらい居るし、暑さでボトルの消費が激しいから作る側はそりゃもう必死。
お昼前になってやっと解放させる。
ワケもなく、、、今度はお昼ごはんの用意。
マネズ7人のうち私と2年生の春ちゃん、1年生の藍ちゃん以外は料理ができないから3人で50人分(運動部男子を基準)作らなきゃいけない。
面倒だったし、いっぱい作れるからカレーにして、ご飯は見たことない量に、サラダと野菜炒め、あと昨日仕込んでおいた柑橘系のゼリーでお昼ご飯の準備が終了。
お料理できない組に食器とか配膳してもらって、私は選手たちを呼びに行く。
ポケットに入れておいた電子ホイッスルをピーーーーッと鳴らし、お昼を知らせる。
やっぱり汗だくだなぁ、、、
夜は塩分取れるようにして、さっぱり系にしてあげよ♪
まだお昼なのに夜ご飯のメニューを考えながらルンルンで食堂に向かった。