第17章 第16セット
*及川side*
結構不機嫌丸出しで言ったはずなのに気にする様子が見られない。むしろペタペタと触ってくる。
「ねぇ、、、、なに?」
もう一度聞くと、
柴「及川くん、筋肉すごいなーって思って!触らして?」
上目遣いで見てくるけど、全然かわいいなんて思えない。
色仕掛けでしか相手に見てもらえないなんてざんねんだね。
「悪いけど、ペタペタ触られんの嫌いなんだよね。それに俺、いいよって言ってないよね?」
睨みつけるように言うとビクリとする彼女。
柴「け、けど、優ちゃんはよく触ってるじゃないっ!」
反論してくるのね、、、
てゆーか、、、
「君と優を一緒にしないでくれる?優は俺の特別なの。それに、俺が優に触りたいから触ってるの。」
そう告げるとキョトンとしていた。
柴「あ、あぁ!ごめんね?そんなつもりじゃなかったんだけど、、、嫌な思いさせちゃったかな、、、?」
「別に?ただやめてもらえると嬉しいかな」ニコ
柴「わかった!ほんとゴメンネ〜」
パタパタと岩ちゃんのところへ走っていった。