第14章 第13セット
そう思ってからずいぶんと経ち、白鳥沢に勝てないまま俺達は3年になってしまった。
ただでさえ焦る俺の背後に天才が現れた。
ソイツはめきめきと才能を伸ばし、俺を脅かした。
追い詰められた俺は、それまで以上に練習をするようになった。
優に心配させてしまうほど。
あの時はドキッとしたけど
それでも俺は強くなりたかった。
俺は、勝って全国へ行きたかった。
そんな時、練習試合で飛雄と替り荒れた俺を岩ちゃんが頭突きで目を覚まさせてくれた。
ホンット岩ちゃん最高。
結局俺たちは一度も白鳥沢に勝てないまま中学を卒業した。
高校で3人で白鳥沢を倒そうと誓って、、、。