第14章 第13セット
県選抜の練習に参加しながらも、部活の練習は怠らなかった。
平日は水曜が練習日なのでそれ以外は残って自主練もする。
北一は体育館が広く、バレーコートが3面張れるほど。
隣では徹と一も練習をしている。
二人とは今でも仲がいい。
朝は一緒に登校するし、帰りも練習日以外は一緒だ。
二人はいつも県選抜の練習にも出る私を心配してくれていた。
岩「あんま無茶すんなよ」
及「イジメられたりしたらいいなね?」
「とーるもはじめも、ありがと!無茶してないし、楽しいよ?」
これが私の日常だった。
その頃から徹は女子から人気があって、妬まれたりもしたけどこの性格のおかげでイジメられたりはなかった。
そんな大変な日々を過ごすのがとても楽しかった。