第13章 第12セット
*及川side*
ーその頃の青城組ー
〚こちらはお留守番電話サービス、、、〛ブチッ
「ックソッ、、、」
花「まだ電話出ねーのかよアイツ」
松「あれから結構経つぞ?アイツの行きそうなトコとかねーの?」
「アイツが一人で行きそうなトコは無い。」
なんで、、、なんで電話に出ないんだっ、、、
不安と焦りだけが募る。
岩「取り敢えず俺は帰る」
「優がどこ行ったか分からないのに心配じゃないの!?」
岩「ガキじゃあるめーし平気だろ。ほっとけ」
プチッ
俺の中で何かが切れた。
「誰のせいでこうなったと思ってんの?」
岩「あ?」
「どうせ岩ちゃん、優にひどいことでも言ったんでしょ。
さしずめ声が出ないなら来んなとか、傍に居てほしくないとかだろうね。
それ以上のことはさすがに言ってないだろうけど。」
黙りこくる岩ちゃん。
「なに優に当たってんの?アイツが岩ちゃんに何かした?」
松「おい、及川。そこら辺にしとけ。」
花「岩泉。そんなならマジで優のこと貰うからな?」
言葉をかける俺達を無視して岩ちゃんは帰っていった。
♪〜〜~♪~~♪~
電話が鳴った。飛雄からだった。
電話に出ると烏野の主将くんで、優が烏野に居て預かってると言われた。