第12章 第11セット
*岩泉side*
花「こんなトコにいたのかよ」ハァ
松「よくアイツは見つけられたな」
優が戻ってから少しして花巻と松川がやって来た。
「ん。わりぃ。もう戻るわ。」
そう言って立ち上がろうとしたが「その前にさ」花巻に遮られた。
「なんだよ」
検討は付いていたが敢えて尋ねる。
松「、、、優と何があった」
やっぱりか、、、
「、、、ついカッとなって怒鳴っちまったんだよ。一人にしてくれって」
花「それだけじゃねぇだろ。その位の事でアイツはあんな風にはならねぇ。なに言ったんだよ。」
苛立ちを含んだ声で聞かれる。
「、、、喋れねぇくせにくるんじゃねぇ。傍に居てほしくねぇって言っちまった。」
花「サイテーだな、お前。」
松「おい、花。、、、まぁ、今回は花の言うとおりだ。お前が悪い。特に最近の態度はな。」
分かってる。、、、分かってるんだ。アイツが独りで苦しんでるって。けど、、、近頃アイツを見るとイライラして仕方がないんだ、、、。
正論に何も返せずにいると
花「お前がアイツを傷つけるなら、俺がもらうぜ?」
「あ?」
松「いやいや、俺がもらってやるよ」
「お前ら、何言って、、、」
花「お前が大切にすればいいだけだろ」
松「アイツを泣かす様なら、奪うかんな。」
「、、、。」
松「取り敢えず戻るぞ。みんな待ってる」
本当に俺は
優の事が
好きなのか?
ワカラナイ、、、。