第11章 第10セット
*及川side*
「落ち着いていこう。獲り返す」
ボーズ君が打ったサーブはマッキーがカットし、岩ちゃんが決めた。
サーブは俺の番。
君らの思い通りには攻撃させない。
勝つのは、俺達だ。
もっと高い舞台へ
牛若の顔がチラつく。
この一本でアドバンテージを取り戻す!!!
キュッキュキュ ゴッ
力強く放たれたボールは、コートの外に落ちた。
チビちゃんのサーブから岩ちゃんがブロックを破り点を獲った。
岩「これでチャラな。どっちだって同じ一点だ。」
「岩ちゃんに負けた気分、、、!」
岩「お前は今までのいつ俺に勝ったんだ?」
「全体的にいつも俺が勝ってる! アダっ」
ははっ、、、岩ちゃんに助けられちった。