第4章 闇の彼方まで
眉をひそめ、切な気に呟いた彼は繋がっている部分を軸にして、器用に私の身体を反転し俯せにすると、両手で腰を掴み高く持ち上げた。
そこに全体重を掛けて……思い切り私を穿つ。
「…………………っひっっ」
既に限界だと思っていた場所より更に奥へ貫かれ、まるで拷問のような激痛に私は声にならない悲鳴を上げる。
「俺の…全部っ……入った………分かるか?」
私の背中に彼の胸が重なった体位で、上からぱんぱんと激しく腰を打ち込み続けられると、中から溢れてくる液体が牡茎に押し出され、絶え間なくとろとろと私の内腿を伝い落ちた。
恥辱に耐え続け朦朧としながらも、与えられる激痛に意識を失うことも許されず、私は無意識に爪を立てて、がりがりと畳を掻き毟っていた。
「はっ………奥…気持ちいっ………くぅ…」
彼の限界が近付いて抽挿が一際激しくなり、私の下半身は自分の意思とは関係無くがくがくと震え続け彼を絶頂へと導く。
「くっ…はぁ……駄目だっ………達く…ぞ…」
牡茎が私の中でびくびくと痙攣し、最奥にどくどくと熱いものが注がれているのが分かる。
私の腰を引き上げていた彼の腕の力が抜けると、重なったままどさりと畳に崩れ落ち、二人共にそのままの体勢で荒い呼吸を続けて動けないでいた。