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快楽ゲーム

第1章 「 New game 」


第一話「変わってしまった世界」

 雀の鳴き声が聞こえ、桜は目を覚ます。
カーテンの隙間から陽の光が差し込み、暗い部屋に光の線をつくっている。
桜はゆっくり体を起こし、思いっきり伸びをする。
「夢だったのかな……」
彼女はパソコンに目を移し、昨日のことを思い出して呟いた。
パソコンの真っ暗な画面に眠たげな桜の顔が映る。
彼女は不思議そうにしながら考えるのを止め、部屋から出て洗面所に向かった。

 朝食を食べ制服を着て支度をすると家を出た。
駅までの道は全く人気がなく閑散としている。
桜は腕時計を見て時間を確認し、駅に着くと改札に入り電車が来るのを待つ。
しばらくしてアナウンスが流れ、電車が駅に向かってくる。
電車は駅に停車しドアが開くが、降りる者は誰も居ない。
桜は人にぶつからないように気を付けながら満員の車内に入った。
ドアがゆっくり閉まり電車が動き出す。
 電車が走り出して少しした頃、誰かの手が桜の足に触れる。
桜は少し驚くが、鮨詰(すしづ)め状態の車内では仕方がないと思ったのか気にせず外の景色を見ていた。
「ん……。っ……!?」
先程手が触れて少し経った頃、再び後ろから誰かの手が足に触れる。
揺れも激しかったため桜は再び偶然だと思ったが、足に触れた手は徐々に上へ上がってきていた。
太股を撫でられて彼女は驚き、ここで初めて相手が痴漢だと考える。
桜は慌てて触れてくる手を離そうとするが、周りに人が沢山いて手を動かすことが出来ずにいた。
「やっ……」
相手の手は太股から更に上に上がり、下着の上から桜の割れ目をなぞる。
彼女は肩を震わせ小さな声をもらし、慌てて口を閉じる。
桜は今まで痴漢に遭ったことがなかったため戸惑いながら身を捩(よじ)る。
「んっ!?」
別の方向から手が伸びてきて胸を撫でられ桜は驚いて大きく喘ぎそうになる。
後ろからくる手は下着の中に手を入れ直接クリトスを撫でる。
「んっ! ふぅ、ん……」
横からくる手は乳首の周りを円を描くようにゆっくり撫でる。
桜は二つの刺激に悶えながら、周りに聞こえないように必死で口を閉じる。
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