第7章 帰還
私室に戻った後、コルネリアはベッドにうつ伏せになって倒れ込んだ。
リヴァイの所に行きたい気持ちもあったが、今はリヴァイも1人で居る時間が必要だと思い行かなかった。
するとドアがノックされ、脱力感を感じながらも起き上がりドアを開けるとリヴァイが立っていた。
「少し良いか?」
「…はい」
そう答えるとリヴァイはいつも通りにソファーに腰をかけたので、紅茶を淹れる。
淹れたての紅茶をリヴァイに渡し、自分もリヴァイの隣に座った。
「怖いか?」
聞いてくるリヴァイの言葉はいつも2人で居る時の声色とは違い、少し小さく、そして悲しさを感じさせた。
「もう過ぎてしまった事ですし…私自身、班長の自覚が足りなかったので仕方ありませんが…
でも、団長から言い渡される処罰が少し怖いです」
「だろうな。
俺だけならいつもの事だから構わないが…」
紅茶を飲みながら言いかけて止まった所から厳しい処分が言い渡されるのだと予想される。
「お前が関わった事で、もしかしたら旧兵舎に戻る事になりそうだな」
「…そんな」
手に持っていたカップを落としそうになりながらもコルネリアは勢いよくリヴァイのほうを向いた。
「折角…本部に戻って来れたというのに…」
「こればかりは仕方ない。
だが、1つ突破口はある」
リヴァイは飲み終えたカップをテーブルに置き、そしてコルネリアのカップも強引にテーブルに置くと突然キスをしてきた。
「…これの続きだ」
「えっ!?」
突然の事で頭の中が真っ白になるが、腕を強引に引っ張られたかと思うとベッドに押し倒された。
「お前の体は大体検討はついている。
今、これをすれば孕む筈だ」
そう言うな否や首元にキスをされ、そして吸われたかと思うと所有印をつけられた。
驚きながらリヴァイを見ると目に涙が溜まっていた。
「コルネリア、お前と離れるのは正直辛い。
せめてお前を抱いてから向こうに戻る」
「へ…兵長、まだ戻ると決まった訳では…」
「あいつと何年一緒に居ると思ってやがんだ」
そしていつも以上に荒れたキスを唇にされたかと思うと器用に兵服を脱がされた。
ここまでされると何を言ってももう後戻りは出来ない。
「いいか。
今からお前を抱く。
痛くても我慢しろ」
そして、コルネリアはそのままリヴァイのされるがままに抱かれた。