第2章 この2人は個性が強すぎる
現在9時半。
今日は色々買わなくてはいけないし、早めに家を出た方がいいか。
「すみませんが、少し目立ってしまうかも知れませんが今は服がないので軍服着てください。
上のブレザーの部分を着ないでネクタイをつけなければマシだとは思うんですけど…」
はい、どうぞ。と昨日洗っといた軍服を2人渡す。
アーサーは俺の服が着れるのだが、それじゃアメリカが可哀想だ。という事で服を買うまでは軍服を着てもらう事になった。
「アメリカが変な目で見られるのが可哀想だから俺もきてやるよ」
「上とネクタイをつけなきゃ良いんだね?」
「無視すんな‼︎」
アーサーの言ってる事を華麗にスルーしたアルは軍服に着替え始める。
そしてアーサーもそれを追うように着替え始める。
「んじゃ、俺も着替えて来ますね」
「いってらっしゃいなんだぞ!」
クローゼットの中に入っている服を適当に選び、着替え
着替え終わると2人がいる部屋に戻る。
「なお!どうだい?なおが言ったようにしてみたんだけど」
「あ、良いですね、軍服と言うよりはスーツって感じで
これなら余り浮かないと思います
では、出発しましょうか」
「OKなんだぞ!」
今日行くショッピングセンターは車で30分くらいのところにある所だ。
たわいもない会話をしながら車を走らせ、ショッピングセンターに着き、店に入ったは良いが…
(なんだろう、店に入った時から特に女子から物凄い視線を感じる)
あぁ…そうか、みんなこの2人を見てるんだ。
外国人だからっていう理由だけではなく今まで良く考えてなかったが2人ともモデルみたいにスタイルが良く、顔立ちも男の俺からみても物凄いかっこいい。
…俺、凄い浮いてないか?
気まずくなった俺は早くメンズ専用の服屋を目指し足を動かした。
本当はみんな3人をみながら黄色い声を上げていたが直人は知る由もない…。