• テキストサイズ

【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第6章 3人で旅行!〜準備編〜



「本田ーー‼︎こっちこっち!」

仕事終わり品川が渡したいものがあるから仕事が終わったら会ってとLINEが送られて来た。
(多分昨日品川に送ったLINEの内容かな…?)
昨日寝るときに少しだけ品川とLINEをしたのだ。そういう事にとても詳しいのは俺がよく分かっているし、というか安心してこういう相談出来るのは俺が知っているかぎり品川しかいない。
だが、あまり詳しく言うのもなんだか恥ずかしくて「2人とめでたく恋人になった」位にしか伝えていないまぁ、2人とも付き会うって言ったら驚かれたけど。
それに対して”渡したいもの”って…?

「仕事お疲れ様、で…?渡したいものって?」

俺が品川を見つけ近づくと品川の表情はとてもイキイキとしていて、俺は少し苦笑してしまった。

「昨日のLINE本当⁉︎恋人って!おめでとう!
でね!晴れて恋人同士になれた本田にプレゼントをしたいなと思って!
はい!これでちゃんと勉強しなさいよねっ」

自分の事のようにテンション高く喜んでくれているのは嬉しいが、両手を突き出すように渡される紙袋。結構大きい。

「あ、ありがとう。中身見ていい?」

「今はダメ!家に帰ったら開けて!…ていうか、その2人の写真はー?見せてくれないの?」

袋の中身を見ようとすると袋の中が見えないようにガードをされる。
(あ、そういえば見せてって言われてたっけ…まぁ、見せるだけなら大丈夫かな)

「2人の写真ね、ちょっと、待ってて」

デジカメとは別にいつも見れるようにとスマホでも写真を撮っておいたのだ。この写真はちゃんとアーサーも心の準備が出来ていた上で撮ったから大丈夫なはず、真顔だけど。
バックからスマホを取り出し写真を探す。写真を撮ってから何もデータに入れていなかった為すぐに見つかった。

「はい、右がイギリス人のアーサーで左がアメリカ人のアルフレッドだよ、可愛いでしょ?」

画面を品川に向けると、固まったように画面を凝視する。

「……………これは、ヤバイ…モデル並みにかっこいいじゃない!本田!本当に良くやったわね‼︎
早く帰って………ネタに……」

「え?………ネタ?」

「なっ何でもないっ、じゃあまたね!それ大切にしてよ!写真見せてくれてありがとう!」

そう言いながら品川はさっさと帰ってしまった…。
(な、なんだったんだろう?)
/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp