第3章 この2人はスゴイ可愛い
心の中でこの眉毛‼︎と文句を言ってからどうしようと頭の中をフル回転させる。
(まず今の状況、アルに押し倒されてアーサーは高みの見物。そして部屋は明るい。
いやいやいやいや‼︎流石にこんな明るい部屋で俺のものを公開してアーサーに見られながらアルにされるとか無理無理無理‼︎……なら、アーサーにはここで待っていてもらってアルを寝室に連れて行けば良いんじゃないか?
それなら、部屋を暗くできるし……アルを止めるのはもう諦めた。)
「んーー?なんだい?」
アルは自分の名前を呼ばれ、短パンを下ろそうとしていた手がとまる。
それを見計らってアルの手を掴み引っ張る。
「アルがしたいみたいだからさせてあげるからさ、寝室行こう?ここだったら落ち着いてアルも出来ないでしょ?」
させてもらえる事を理解したのか、抵抗する事もなく俺のされるがままついてくる。
寝室に行く途中チラッとアーサーを見て
「アーサーは、ちょっと待っててね」
そういうと楽しそうにヒラヒラと手を振っている。
それを確認してからこの部屋から出た。
寝室に入るとアルの布団が起きた時と同じように敷いてあった。俺とアーサーの布団は綺麗に畳まれてある。
もうこの際自分の布団を敷くのは面倒くさいと、アルの布団に俺は座った。
寝室は豆電球が薄暗くあたりを照らしている。
「ねぇ……アル、本当にしたいの?」
「………するぞぉ」
昨日アーサーにされたばっかで溜まっている訳ではないし、お酒も入っているから、正直勃つか心配である。
勃たなくてアルに泣かれてしまっては困るけれど…まぁ、やるだけやらせてあげようと思う。
「じゃあさ、さっきみたいにズボン脱がしてよ?」
「えっ、ぁ、うん……」
さっきまでの威勢はどこにいったのか恥ずかしそうに目を潤ませている。酔いが冷めてきたのか。
だが、アルはやめようとせずゆっくりと俺の短パンを脱がせていく。
脱がせて俺のパンツが露わになる。
しーんと、した寝室にアルのごくっと唾を飲み込む音が響く。おそるおそるアルは俺のものを布越しで擦った。
大胆にとはいえないが少しずつ俺のものを擦る力が強くなってきて俺のものが少し硬さを帯びる。
勃つかどうか、なんて心配しなくても良かったみたいだ。
「あっ、少し硬くなったぞ!」
「っ!」
嬉しそうに笑うアルに俺は何故か胸がキューンとなった。