第3章 この2人はスゴイ可愛い
「突然消えていなくなっちゃうのかぁ、それは、寂しいな」
まだ初めてあった日から3日くらいしか経っていないのにこんなにもこの2人が消えてしまうのが寂しい。
でも、そんな事を思ってちゃダメだ。その時はちゃんと受け止めないと。楽しかった思い出として。
「でも、それは仮説に過ぎないからそんな本気に捉えなくて良いよ!
それに俺はまだなおとしたい事がいっぱいあるし離れたくないんだぞ、まだまだ先の話かも知れないじゃないか!…だからそんな落ち込んだ顔、しないでくれよ」
「いや、ごめん。ありがとう
いやー、しかしなんかしんみりしちゃったね……あ、ほら、あそこのコンビニに入るからね?」
「分かった。」
「オーケーなんだぞっ」
コンビニは俺んちから15分くらい歩いた所にある。
Family Martだ。
入るといつものメロディが流れる。
良く通っているため定員さんにも顔を覚えられているだろう。いつもの夜勤の男女だ。
「「いらっしゃいませ、こんばんは!」」
と元気に挨拶してくれる。レジにいる女の子に軽く微笑み軽く礼をして入った。
その女の子は遠慮しながらもちらっちらっとアーサーとアルを見ている。ぽーっと顔を赤く染めて。
(この2人は外国人で目立つ上凄くかっこいいからなぁ、年頃の女の子だっから誰だって目を惹かれるだろう。)
アーサーがその子の視線に気づいた。すると軽く微笑みながら
「こんばんは、レディ」
「………っっ、こ、こんばんはっ」
ぼっという擬音が似合うくらいに女の子の顔がさっきと比べ物にならないくらい真っ赤になる。
(え、英国紳士……‼︎)
「何紳士ぶってるんだい、早くご飯とお酒見るんだぞ。
行こう、なお」
「あ、うん。」
「ちょ、まて俺を置いていこうとすんな。」
「知らないんだぞ。くたばれ。」
アルに引きづられるようにお弁当コーナーに来た。
そしてそれにアーサーもついてくる。
「あっ、このハンバーグ弁当食べたいんだぞ!
ん?この明太子おにぎり、明太子って知ってるぞ、日本では鱈って言う魚の卵だよね!
鱈は俺んとこではcodって言って明太子はcod roeって言うんだぞ」
「へー、良く知ってるねアル!
英語で鱈ってcodって言うんだ、知らなかった!教えてくれてありがとね!」