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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第3章 この2人はスゴイ可愛い



ピピピピ…
「ん………」

7時にセットした携帯のアラームに俺は起こされた。
途端夜起こったことがフラッシュバックし無意識にアーサーが寝てる布団を見る。

(良かった。まだ寝てるみたい)

あんな事されたのに、平然とアーサーと会話できる気がしない。絶対にしどろもどろになってしまうだろう。

2人を起こさないように静かに出勤するための準備をした。
今日の朝食はコンビニで買えば良いや。と思いテーブルに手紙とお金、そしてこの家の鍵を置いて俺は家を出た。












ーーーーーーー

「…………、あー…よく寝た…
今、何時だ……」

この世界に来てからまったく機能しなくなった携帯は時間を知るくらいしか使い道は無かった。

「9時…か。」

周りを見渡すとアルはまだぐっすりと寝ていて、直人が寝ていた布団は無くなっていた。
今日仕事だって言ってたから仕事行ったのか。

(一言くらいなんか言ってもいーんじゃねぇの。
………あ。)
夜、俺がした事を思い出した。
…気まずかったのか。



昨日した事はほんの冗談で終わるつもりだった。
昨日からかわれた仕返し、的な感じでちょっとからかうつもりだったんだが………。

直人の声が色っぽすぎて止まるに止まれなくなった。
うーん、止まれなかった俺が悪りぃんだもんな。直人が仕事から帰ってきたら謝んねーと。

俺は布団を畳み布団をしまっていた所にしまう。
そして顔を洗い、髭を剃り、歯磨きをした後キッチンに向かう。…するとテーブルに紙と金が置かれているのに気づいた。

手紙を読んでみると

”仕事行ってきます。
お昼代と合鍵置いていくね
外に行っても良いけどちゃんと8時には帰っておいでね
帰って来ないと寂しいしすごい心配になっちゃうから
夜、お腹すいちゃったら冷蔵庫開けてなんか食べても良いよ。

んじゃ、頑張ってきます。”



「直人……」

(帰って来ないと寂しいし…か。なんかこーいうのすげぇ嬉しいな)

ちゃんと8時には帰ってくるのは当然とはいえ、今日は色々と調べなくちゃいけない事はたくさんある、だが交通手段も徒歩しかないため行ける所と言えば…。



直人に教えてもらった図書館。



「よし、今日は図書館で色々と調べるか。」









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