第2章 この2人は個性が強すぎる
買い物をしている最中にさっき2人に逆ナンしていた女の子達に会ってしまったが
「さっきはデート中お邪魔しちゃってすいませんでした!私達応援してます!」
…とよくわからない応援をされた。
「よし、これくらいで大丈夫ですかね」
日用品を買い揃え、これで大丈夫かと思っていた時
ぐぅうう、とアルのお腹が鳴った。
「うぅ…お腹すいたんだぞ」
「あぁ…もう1時過ぎちゃってますね
何が食べたいですか?ここにはファーストフード店もあるのでお好きなものを」
「俺、ハンバーガーが食べたいんだぞ!」
「アーサーは?」
「俺は別に何でも良いな」
俺も何でも良かった為アルが食べたいと言っていたハンバーガーを食べる事になった。
そしてアルは大量注文。もうそろそろ慣れてきた。
…しかし別にアルは太ってるっていうかモデルみたいな体型なのに(足も長いし)こんだけ食べてよく太らないなぁと思う。
「モグモグ…ジュルルルッそういえば、敬語じゃなくて良いんだぞ?モグモグ」
「あぁ、それは俺も思ってた、敬語じゃなくてタメでいい。」
「はい…じゃなくて、分かった。これから普通に喋るね」
そういえば…素朴な質問、この2人は今いくつなんだろう?
「ね、今アーサーとアルはいくつなの?」
「俺は見た目の年齢はピチピチの19歳なんだぞ!」
「俺は23」
「じゃあ俺は2人より年上だね」
アルは19歳なんだ、といっても国だからもう何百年と生きてるはず…とてつもなく現実味がない。
アーサーは俺の一つ下、なんだか近くて嬉しい。
「え!なおはアーサーより年上なのかい?」
「あぁ、アーサーの一つ上だよ」
「て事は、24か。」
「そう、24歳。24歳にもなって彼女いないってどうなのかなぁーっとか思ったりするけどね」
「君結構かっこいいのに、女の子にアタックとかされないのかい?」
俺がかっこいい?そんなばなな。
俺の何千倍も2人の方がかっこいいと思うんだけど。
「えー?そんな事ないよ。
みんなご飯に誘ってくれたりするけど、そういうのは社員同士仲良くって感じだと思うし…」
「それって…」
「なぁ…?」
「な、何」
「いや、何でもないよ!」
「?」
コソッ「なお/直人って鈍感なんだな」