第2章 この2人は個性が強すぎる
まだ時間はあるけれど
家に帰ったら2人の服や日用品を設置しなくては行けない為家に帰ろうと車を走らせていた。
「そういえば、俺たちが住んでいるここ、”日本”もそっちの世界では人として存在してるの?」
「してるぞ!凄い真面目な腰痛が悩みの童顔なおじいちゃんだぞ。いつもは死んでる目をしてるけどアニメの話が大好きでその手の話になると目を一気にキラキラさせてとても面白いよ、俺の友達さ!」
祖国とお話ししてみたいととてつもなく思った。
しかし我ら祖国のキャラも濃いなぁー。もしかして国の人たちって全員キャラ濃いのかな?
後で詳しく聞いてみるのも面白そうだ。
…?アーサーが何か言いたそうな顔をしている。
「アーサー?何か言いたい事でもあるの?」
すると何故か顔を赤くして焦りだした。
「いいいいや‼︎別に!…ただ…お、俺も日本と、と、友達だって事を言おうと…」
そうなんだ。としか言えない。返答に困る、別に友達なのはいい事だ。それを何故そんな顔で言うのか。
そんな疑問を抱いていると
「あぁ、アーサーは友達が日本くらいしかいないからな‼︎」
「うるせぇ、ばかぁ!」
…あぁ、そーいう事か。アーサーって友達少ないんだな…
「えーと、んじゃ、アーサー俺と友達になる?」
友達とかって言ってなるようなものでは無いと思うが、アーサーには口に出して伝えた方が良いだろう。
「………………い、……か」
「…え?」
「お、俺と…友達になってくれるのか…?」
「う、うん、逆になってくれたら嬉しいなーと、はは」
アーサーってなんだかほっとけないような感じがする。
今だって泣きそうな顔してるし。
「んじゃ、と、友達な…!」
「うん!」
「俺はなおに出会った瞬間から友達なんだぞー!」
「なっ…お前なっ‼︎」
「ははっ、ほんと2人飽きないなぁ、面白い!」
家に帰るまでの20分の時間はとてもあっというまで、家に着いた。
大量の荷物を持っていくのは大変だなぁ、と思っているとアルが次々と荷物を持ってく。
「アルって凄い怪力なんだね」
「あぁ、こいつ、普通車とかなら普通に引っ張れるからな。ドアも、ぶち壊すし」
「………わぉ」
「おーい!荷物、君たちが持ってる荷物以外は部屋に運んだぞー!」
「流石アル。俺たちも部屋に行こうか」
「おう」