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分からなくても伝われば

第11章 病院


「じゃあら俺行くわ。また誰かくるかもしんねーから、暇にはならないんじゃねーの?」

松本さんはそう言って立ち上がった。んな無責任な。くるかもしんねーって、もうちょっと信じられそうな言い方をして欲しい。でもそれで間違いだって時は見つけた瞬間飛び蹴りだな。うん、これで決まりだ。
でもまあ、他の人も仕事暇になったりしたら来るのかな?てか、嵐ってそんな暇ヒマメンバーだっけ?もっと忙しいイメージがあったんだけど。
まあいいか、私にはまったく関係のないことだし。いや、あるのかもしれない、けど、興味がない。正直言ってどうでもいいよな。

「じゃあねー聖星ちゃん♪」

「げっほげほげっほげほげほっ」

「えっ大丈夫?」

「いや、今のは……」

キモくてむせたのである。なに、なに!?めっちゃ鳥肌立った!なに、聖星ちゃん(さらに♪付き!!)って!!

「ごめんなさい、もう帰ってください」

「え、あの」

「帰って」

「いやでも」

「殺そっか?」

「っちょなにそれ物騒!」

以上、松本退散。
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